パリの街のベンチーその2

スペースに余裕のあるルーヴル美術館には方々にソファーやベンチがあり、
ゆっくり休みながら、鑑賞ができます

電車の座席を思わせるような

窓際のベンチ

外部と遮断された広い展示場に

長い間いると、閉塞感に耐えられなく

なる方もあるかもしれません

そんな方にはほっとする空間

でしょうか

ベンチというよりソファー

一点一点丁寧に鑑賞していると

何時の間にか腰が痛くなり

ふんわりしたソファーがあると

やはり腰掛けたくなります

目の前の作品を眺めます

至福の時

さして広くもないパリの街の

ほぼ真ん中

セーヌ川のたもとにルーヴル

恵まれた環境にいる少年

すーっと構図の中に入ってきました

グリーンのパンツで

ここに腰掛ければ

あなたは

ルーヴル宮の住人

ところどころに

屋外の光に接することのできる

空間

何故3人掛けなのでしょう

自然光の入る

フランス彫刻の中庭に

大理石ベンチ

というより

大きな植木鉢?

彫刻の間にふさわしく

大理石と木を組み合わせた

ベンチ

あなたなら

その気になって座れば

作品として見て貰えるかも

しれません

壁と同じ素材で

長い石のベンチ

ギリシャ、ローマの世界にいる

あなたになれます


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