これが わたしの 生き方 (Part 2)
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私が何代目にあたるのか 母に確かめることが できなかったわ。 2軒の敷地の境界で 母に言われた通り |
俺は 知らなかった。 自分の姿が どういうことになっているのか。 あの日 近くの小学校から 集団下校する子供たちに 馬鹿にされるまでは。 温和なつもりの俺だが
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大通り側の コンクリート・ブロックの方に しようかとも思ったのだけれど。 でも、こっちにしたわ。 建物とコーディネートした こっちのレンガの方が なんとなく落ち着くもの。 おなじ仲間だけにしよう |
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ゴルフのクラブハウスの 玄関にいた頃は 本当に地獄だった。 今は家主が お役目ごめんになったので クラブのオーナーの畑で のんびりと 春の陽を浴びている。 踏まれる心配はないのだから もっとのびのびやっていいのに、 くやしーけど 習性はなかなか 修正できなくて。 |
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法律を作る連中は 美観なんか考えていないんだよ。 それを電柱の君は 分かってないっ。 君だけじゃー済まないだろう、 と思ったら 案の定だ。 君だってそんなに がんじがらめになろうとは 思わなかったろう? 夜通し街灯が照らすものだから 私の体内時計も 狂っちゃったじゃないかー。 |
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この上の道路わきから 雨の日に流されそうになった。 とっさにTVのCMが 頭をかすめた。 だが 「・・・・・いっぱーつ」 という声は聞こえなかった。 少し足場は悪いけれど 上からも 下からも 人の手が届かなくて 余計な心配はしなくて済むから 私の生き方に 向いているのかも しれない。 負け惜しみじゃないけど 最近はそう 思うようになった。 本当に。 |
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君は顔を出すな, と言ったじゃないか。 私の方が 先にいっちゃうんだ。 その後 どうする積もりなんだ、 こんなところで。 まさか、 君は・・・。 |
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