長い、急な石段をゆっくりと昇った。
昇りきった先に梅林があるはずだ。
足を止めて深呼吸をした。
梅の花の香り。

流れた雲の切れ目から
日の光が梅林に差し込み
白い花を浮き彫りにした。

その根元には
枯れ草を押し分けた新しい芽が
少しでも多く光を浴びようとしているようだった。

      
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