今日の一枚
   
最 後 の 晩 餐
    
 
撮り残しの街角を歩き回って、バルセロナ最後の一日も夕暮れ近くになった。

一旦ホテルに戻り、カメラ1台だけを持ってホテルを出た。午後7時半。

歩き回るのはやめにして、ホテルの近く Port Vell (=Old Port) を歩いた。

地中海の潮風が心地よい。

テラス席が準備万端の店が目に入った。

Sedna

最後に食べたいものは決まっていた。ムール貝にイベリコ豚。

昔覚えたスペイン語を苦使(駆使ではない)して注文を終わった。

オリーヴの実の漬物をつまみながらビール。

テーブルの上にあった分厚いメニューを開くと日本語もあるではないか。
(しかし、フルコース一つしかなかったが)

Camarero(給仕)が自信ありげに言った通り、

ムール貝とイベリコ豚はそれぞれいい味で、

バルセロナの旅の締めくくりにふさわしいものだった。

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ホテルに戻ってから店の案内を読んだ。概略次のように訳せる。

「バルセロナのベイエリア“Port Vell”にあるレストランSedna(セッナ)は、
13世紀の建物を改装したもので、ユネスコにより、カタルーニャ・ゴシック様式の
芸術遺産に指定されている。ミゲル・セルバンテス(ドンキホーテの作者)も
訪れたといわれている。」

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食事の途中で空が騒々しくなり、ヘリコプターは上空で滞空姿勢となった。
望遠で撮影するとPoliciaと読めた。
一点だけの監視体制になったのだろうか。
近くの道路をパトカーが走り回り始めた。
  
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