今日の一枚
   
ベ ン チ の 向 き
  
 


ベンチに腰掛け

眼前に広がる景色に

眠っていた感覚が反応する

そんな時間が時には必要になる



「誰でもいいからナイフを刺したかった」

などという輩が街を往来しているご時世だから

いつ、誰が背後に迫るか分からない向きで

ベンチに腰掛けるわけにはいかない

そういうことなのだろうか



このベンチ

できれば草原に向かって腰掛けたい

草原の彼方に浅間山も望めるのだから



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