今日の一枚
もう一度
電車に乗るわたしに
口にしてくれたひとこと
窓ガラスを流れる
暗い景色を追いながら
繰り返しつぶやいたわたし
輝いていたひとことは
電車の揺れに合わせて
少しずつ揺れ動き
わたしのこの小さい胸から
すぐにでもこぼれ落ちそう
だからお願い
もう一度
声を聞かせて