今日の一枚
  
庇 護
  
  
近くのモミジはみな
潮風に傷めつけられ
無残な姿を晒していた。

この一本だけは
控えめながら紅葉し
朝陽に輝いていた。

風からモミジを護った竹が
愛し子を抱くように
風に揺れていた。
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