菊
背を伸ばし
つぼみを膨らました
やがて
陽の弱まりを感じ
思い切り笑ってみた
わたしは
このステージにいるのがよいのか
わたしは
このステージにいてよいのか
来る年も来る年も
空しい問いを繰り返すだけ
わたしは
ここに
生まれたかったのでは
ない